2025年7月、ブックオフは「リユースによる廃棄物の削減と循環型社会の実現」を目的に、神奈川県相模原市、株式会社ジモティーとの三者連携をスタートしました。
本連携は国を超えた「モノの循環」により、地域の廃棄物問題を解決。「すてない社会」の実現をめざす取り組みです。
今回はそんな三者連携の具体的な内容を紹介していきます。ブックオフへの転職・就職に興味があり循環型社会の形成に資する活動について理解を深めたいという人は、ぜひ最後までチェックしてみてください。
相模原市の廃棄物削減と循環型社会を実現する三者連携
ブックオフとジモティー。相模原市と連携協定を結んだ2社が、市内の廃棄物削減と循環型社会の実現をめざして新たなスキームを構築しました。
本取り組みでは「ジモティースポット相模原」で販売できなかった商品を、ブックオフの海外店舗「Jalan Jalan Japan」でさらなるリユースにつなげます。
2025年4月にオープンした「ジモティースポット相模原」は、不用になったけれどまだ使えるモノを、地域のコミュニティ内で譲り合うことができるサービスです、
譲り受け希望の方は、持ち込まれたモノの情報を地域の情報サイト「ジモティー」で検索。ジモティースポットにて引き取ることでマッチングが成立します。
そのため、相模原市民は不用になったものをジモティー相模原に持ち込むだけで、必要としている人に手軽かつ無料で譲渡が可能です。
市民のリユース意識向上と循環型社会への移行をめざすこの取り組み。プレオープンから2ヶ月で、29,303品の不用品が持ち込まれ、ごみの減量効果は約73,288kgにも及ぶと試算されています。
しかし、ジモティースポット相模原に持ち込まれたものの譲渡がかなわずに残ってしまう品物もゼロではありません。このような課題を解決してさらなる地域の資源有効活用を促進するために、幅広い商材が取り扱えるブックオフにお声がかかり、今回の三者連携に至りました。
ジモティースポット相模原に持ち込まれたモノのうち、販売機会に恵まれなかった商品をブックオフが回収。「Jalan Jalan Japan(JJJ)」で販売します。
「JJJ」はブックオフがマレーシアとカザフスタンに出店する海外店舗です。現地での仕入れは行っておらず、取り扱い商品はすべて日本で一定期間販売しきれなかったリユース品。
日本のリユース品は状態の良さ・品質の高さから「ユーズド・イン・ジャパン」として現地のお客様に人気があります。JJJでは現時点で200万人以上のお客様が商品を購入しており、合計で約4,101トンの商品をリユースにつなげてきました。
今回の提携でお引き取りする主な商材は、状態の良さや珍しさから現地の方に喜ばれる食器・スポーツ用品・かばん・雑貨小物などです。日本のリユース品を海外で必要としている人につなげることで、循環型社会の形成に貢献します。
ブックオフがめざす循環型社会
ブックオフグループでは、リユースのリーディングカンパニーとして循環型社会を実現するための取り組みを推進しています。めざすはリユース・リサイクル率100%。
今回の三者連携にとどまらず「傷んだ本の古紙100%リサイクル」「オリジナルプラスチックの自社製造」「JJJを活用した企業・自治体の不用品にまつわるお困りごと解決」「リユースを通じて活動を支援できる買取寄付サービス」「未来を担う子どもたちへの循環型社会教育」「約2万人が来場するリユースフェスのプロデュース」など、さまざまな活動によりSDGsの達成に貢献しています。
また、ブックオフが展開するリユース業を多くの人に広めていく活動そのものがサステナブルともいえます。
全国に展開する店舗とオンラインサービスの幅広いチャネルや利便性が高い多様なサービスにより、リユースにつきまとう「我慢」「窮屈」というイメージを払拭。お客様に暮らしを楽しんでいただきながら、無理なくゴミを減らし、モノが循環する社会を実現していくことが可能です。
ブックオフが循環させるのはモノだけではありません。お客様や社員、社員の家族、関わるすべての人びとの未来の世代まで「笑顔」と「幸せ」を循環させることで、「笑顔あふれる持続的な社会」の実現をめざします。
そのために欠かせないのが、成長の源である「人財」です。ブックオフでは社員が充足感を持って働けるよう組織改革を進め、多様性を大事にした人財育成を進めています。
「社会貢献性・将来性の高い分野で充実感と成長意欲を持って活躍したい」「従業員を大切にする会社で働きたい」という人は、ぜひブックオフの採用サイトをチェックしてみてください。