今、世界中でリセール(再販)を前提とした新しい消費スタイルが広がっています。
リセール市場は、新品小売市場の約3倍という驚異的なペースで拡大を続け、世界のファッション・高級品の中古市場は、2030年までに約3,600億ドル(約54兆円)規模に達すると予測されています。
かつては「中古=安いもの」というイメージが一般的でしたが、現在ではその価値は大きく変わりつつあります。特に若い世代にとってリユースは、「賢く買い、賢く売る」スマートでサステナブルな選択肢へと進化しているのです。
Z世代の3割は「中古品」が当たり前の時代へ
BCGと米リセール大手ThredUpの調査(*1)によると、中古ファッション・ラグジュアリー市場の規模は、2022年の約1,300億ドルから、2025年には2,100億〜2,200億ドルへと急拡大しています。
この市場を牽引しているのが、Z世代を中心とした若年層です。
調査では、Z世代の30%以上が、過去1年以内に中古品を購入していることが明らかになっています。Z世代にとってリユースは特別なことではなく、当たり前の選択肢となっていることがわかります。
特徴的なのは、購入時から「売ること」を前提にしている点です。
- リセールバリュー(再販価値)の高い商品を選ぶ
- 飽きたら売るという“出口戦略”を持つ
- モノを資産として捉える
こうした行動は、従来の消費とは大きく異なります。
さらに、リユースならではの「一点モノとの出会い」も魅力の一つです。廃盤品やヴィンテージ品を探し出す体験は、まるで宝探しのようなワクワク感を生み出します。この体験価値こそが、デジタルネイティブ世代の心を掴んでいるのです。
そして重要なのは、将来的に所得が上がっても、この層はリユースから離れない可能性が高いという点です。リユースは一時的な節約術ではなく、生活スタイルとして定着し始めています。
(*1)高級ファッションの中古市場、2030年に3600億ドル|BCG Japan
「環境」の欧州、「経済」の米国・日本
リセール市場は世界的に拡大していますが、その背景には地域ごとの違いがあります。
| 地域 | 主な購入動機 | 特徴 |
| 欧州 | サステナビリティ | 気候変動への意識が高く、環境に配慮した選択としてリユースを選ぶ。 |
| 米国 | 経済合理性 | リセールを副業や資産運用と捉える文化がある。AIによる自動査定や物流テックが高度に発達。 |
| 日本 | 資産価値・品質信頼 | 「高く売れるから、今はこれを買う」という、資産価値としての購買意識が浸透中。中古品の状態の良さ(ユーズド・イン・ジャパン)も海外から高評価。 |
欧州では、気候変動への関心が高く、環境に配慮した選択としてリユースを選ぶ人が増えています。現在、製品の素材や修理履歴、CO2排出量などを可視化する「デジタル製品パスポート(DPP)」の導入も検討されており、中古品の信頼性はさらに高まっていくと見られています。(*2)
一方、米国では、リセールを副業として楽しむ文化が根付いています。日本もこの傾向が強く、高級時計やブランドバッグ、ホビー、家電などでは、「価値が落ちにくいものを選ぶ」という購買が一般的になりつつあります。
また、日本の中古品は状態が良く、「ユーズド・イン・ジャパン」として海外からも高く評価されています。この品質の高さが、日本のリユース市場の大きな強みのひとつです。
(*2)EUにおける「デジタル製品パスポート」とは|一般社団法人日本バルブ工業会
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「モノを捨てない」配慮と、「資産を賢く回す」経済合理性。その両方を実現しているのが、リユース業界です。
いま世界は、大量生産・大量消費・大量廃棄を前提としたリニア型経済から、資源を循環させるサーキュラーエコノミー(循環型経済)へと大きく舵を切っています。その中でリユースは、社会の仕組みそのものを支えるインフラとして再定義され始めています。
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