ブックオフといえば「本を売る・買う場所」というイメージを持つ人も多いかもしれません。けれど実は今、書籍よりも売れているカテゴリーがあります。それが「トレーディングカード・ホビー」分野です。
トレカ人気の高まりにあわせて、ブックオフでは専門ショップの展開やイベント開催など、遊びの文化を盛り上げる取り組みを強化しています。今回は、急成長を遂げるブックオフのトレカ・ホビー事業の現場を紹介します。
書籍を超えた! トレカ・ホビーの売上構成比
2026年5月期の決算では、ブックオフ国内事業における売上高の構成比は、トレカ・ホビーが22.8%、書籍が22.7%です。
さらに、トレカ・ホビーの売上は前年同月比111.0%と最も高く、仕入れ高も前年同月比127.1%、構成比28.7%と大幅に伸長しています。リユース市場の中でも、トレカ・ホビー分野が特に勢いを増していることがわかります。
トレーディングカードは、コレクションや対戦など多様な楽しみ方ができるジャンル。「遊ぶ」「集める」「価値を見出す」といったユーザーの体験価値が高く、リユースとも相性のよいアイテムです。こうした市場変化にいち早く対応してきたのが、ブックオフの強みとなっています。
売上高(1Q期間)
| 2025年5月期 | 2026年5月期 | |||
| 前年同月比 | 構成比 | 前年同月比 | 構成比 | |
| 書籍 | 103.4% | 23.4% | 102.3% | 22.7% |
| ソフトメディア | 100.8% | 23.1% | 97.2% | 21.4% |
| トレカ・ホビー | 104.1% | 20.4% | 111.0% | 22.8% |
参考資料
ブックオフグループホールディングス株式会社|2026年5月期 第1四半期決算補足資料
トレカ・フィギュア、ゲームなど遊べるアイテムが揃う「あそビバ」
ブックオフの「あそビバ」は、トレカやフィギュア、ゲームなどの遊べるアイテムが集まるトレカ・ホビー専門店。「大人も子どもも思いっきり遊べる」をコンセプトに、イオンモール内で5店舗展開しています。
あそビバでは、人気アニメ・ゲームキャラクターグッズ、特撮・戦隊ヒーローやロボット系アイテム、ドールやプライズ景品など、さまざまなホビー商品の買取・販売を行っています。鈴鹿店・各務原店などの一部店舗ではプラモデルや鉄道模型の取扱いもあり、幅広い世代のファンから支持を集めています。
また、UFOキャッチャーやガチャガチャ、対戦スペースなど“遊ぶためのスペース”を設け、ブックオフとは異なる店舗レイアウトを採用。トレカやホビー分野の専門知識を持つスタッフの採用・育成にも力を入れており、コアなファンとの信頼関係づくりにも注力しています。
「トレカやホビーって、マニア向けの世界でしょ?」と思う人もいるかもしれません。けれど、あそビバの魅力は、初心者でも楽しめる入りやすさにあります。スタッフによる丁寧な接客と、アイテムを手に取りながら選べる空間づくりを通じて、誰もが気軽に遊びの世界に触れられる場所です。
トレカ専門店「Japan TCG Center」・千葉駅前店が10月16日にオープン!
「Japan TCG Center」は、2021年に誕生したブックオフのトレカ専門店。中古カードの買取・販売に加えて、新作トレカやプレイマット、デッキケースといった新品のサプライ品も豊富に取り揃えています。
店内には無料対戦スペースがあり、人気タイトルの大会を365日開催。また、豊富な在庫を簡単に検索できるシステムも導入し、欲しいカードをその場で探せる利便性も特徴です。
そして10月16日、Japan TCG Center6号店となる千葉駅前店がオープンしました。駅から徒歩5分のアクセスしやすい立地で、トレカプレイヤーの“遊び心”を全面的にサポートしています。
本以外も強いブックオフで新しいことに挑戦しよう
トレーディングカード・ホビーの領域は、ブックオフの成長分野です。もともと本の買取販売からスタートしたブックオフは、時代のニーズにあわせて多角的に進化してきました。
店舗では、若手スタッフがイベント運営やレイアウト企画を担当することも多く、自分のアイデアが店舗づくりに反映されるやりがいがあります。また、トレカ好きなスタッフ同士で情報交換したり、大会を企画したりと、“好き”を仕事にできる環境も魅力です。
「店舗運営に挑戦したい」「専門分野を見つけて楽しく働きたい」という思いのある人は、ブックオフで働いてみませんか? 書籍以外にも、アニメグッズや家電、洋服など多様な商品を扱うブックオフだからこそ、自分のアイデアを形にすることができます。ぜひ、ブックオフの採用サイトから、求人情報をチェックしてください。













