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「ブックオフから日本じゅうの幼稚園や保育園に本が届く」2024年に5,325冊を寄贈した取り組みとは？

2025年11月21日

ブックオフの取り組み

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「子どもの読書機会を増やし、地域の読書格差をなくしたい」——そんな思いからスタートしたのが、ブックオフのサステナブックプロジェクトです。

ブックオフにモノを売るという日常の行動が子どもたちへの寄付につながるこの取り組みは、2023年のスタート以来、全国に広がっています。

この記事では、サステナブックプロジェクトの全体像と2024年度の成果、そして2025年の取り組みとブックオフの想いを紹介します。

「サステナブックプロジェクト」は、子どもたちの本を読む機会を増やすことを目的とした、ブックオフの社会貢献活動です。

近年、図書館や書店の減少、書籍価格の上昇などにより、地域によって読書環境に格差が生まれています。「子どもの読書離れ」ではなく、「子どもたちの身近に本がない」という状況が、各地で起きています。

そこでブックオフは、期間中の買取点数に応じて寄付額を決定し、児童施設や教育機関へ本を贈るサステナブックプロジェクトを開始しました。寄贈先は公募から決定し、書籍はブックオフの店頭に並ぶ良質な本の中から選びます。

子どもたちにとっては、新しい物語や知識に触れられるだけでなく、リユースを身近に感じることで「モノを大切にする心」を育むきっかけにもつながります。

また、お客様にとっては、いつも通りブックオフにモノを売るだけで、社会貢献ができることが魅力。大規模な寄付やボランティア活動はハードルが高いと感じる人でも、サステナビリティな行動に参加できる点が、多くの支持につながっています。

2024年度は、全国50施設へ合計5,325冊の本を寄贈しました。これは初年度（2023年度）の約2倍にあたる成果です。

寄贈先は、学童や保育園・こども園、図書館、児童館などの教育機関や非営利団体です。贈られた本は、放課後の読書時間や保育の現場、地域の図書活動など、さまざまな場面で活用されています。

図書館やプラネタリウム、レクリエーションホールなどの施設が集まった大型児童館。蔵書約4,000冊の中には古い本も多い状況でした。

サステナブックプロジェクトで寄贈した幅広いジャンルの絵本・児童書によって、本の入れ替えや追加が実現。子どもたちが新しい物語に出会う機会を届けました。

「書店のない町」という課題を抱える地域で、園では玄関先で絵本貸し出しを実施しています。寄贈された本は園児だけでなく地域全体の子どもたちの読書機会を支え、コミュニティ活動にもつながっています。

3年目となる2025年度は、寄贈先をさらに拡大し、25道府県の72施設への寄贈が決定しました。より多くの地域と子どもたちへ読書環境を届ける計画が進んでいます。

2025年度サステナブックプロジェクトのスケジュール

買取の対象店舗は、25道府県のブックオフチェーン360店舗。2025年度は、「買取点数10点につき1円」を寄付額として換算し、施設へ書籍を贈ります。

現在は、寄贈期間の真っ最中。すでに寄贈を終えた施設のエピソードを紹介します。

11月14日、尾鷲市立とちのもり保育園では本の寄贈式が行われ、子どもたちが1冊1冊本を受け取りました。絵本や図鑑など82冊を寄贈し、読み聞かせや自由読書の時間の充実につながりました。

11月13日、図鑑や絵本およそ100冊を寄贈。35名の園児たちは、大喜びでお気に入りの1冊を探しました。園では昼食のあとに本を読む習慣があり、今回の寄贈が読書時間の拡充につながりました。

サステナブックプロジェクトは、本の寄贈を通じて、子どもたちの豊かな未来を育む活動です。子どもたちの読書機会の創出にとどまらず、地域コミュニティの活性化、廃棄削減、リユース文化の浸透などを通じて、循環型社会の形成にも貢献しています。

これまでに累計7,800冊以上の本を届けてきたこのプロジェクトは、ブックオフが提案する新しい「モノの手放し方」のひとつです。社会貢献活動とリユースが結びつき、日常の行動が多くの子どもたちの学習機会を支えています。

ブックオフの仕事は、モノを売る・買うだけでなく、地域との協働を深めながら持続可能な未来をつくる挑戦の連続です。社会貢献活動やサステナビリティ関連への就職を考えている人は、ぜひブックオフの新卒採用サイトをチェックしてくださいね。