ブックオフの公式Youtubeチャンネル「BOOKOFF GROUP HOLDINGS」から、おすすめ動画の内容を紹介する本シリーズ。
今回取り上げるのは『BOOKOFFのCD・DVDから生まれたサステナブルプラスチック資材「CDプラ」』です。本動画では買い取ったCD・DVDを再生プラスチックとして生まれ変わらせるブックオフの取り組みを紹介しています。
サステナブルな事業で社会貢献する会社に興味があるという人は、ぜひ最後までご覧ください。
ブックオフの「CDプラ」誕生の背景
動画でまず紹介されているのが「CDプラ」誕生の背景です。
さまざまな用途に活用できるプラスチックは、われわれの生活にいまや欠かすことができません。しかし一方で国内の年間廃プラスチック量は822万トンにも及び、海洋汚染などの深刻な問題を引き起こしています。
これを受け、社会全体でプラスチックリサイクルが促進されてはいるものの、その内訳は有害物質・二酸化炭素を発生させてしまう「サーマルリサイクル」が60%。エネルギー消費量が少なく環境への負荷が低い「マテリアルリサイクル」は22%と低水準です。
このような社会全体の課題に加えて、ブックオフではお客様から買い取る年間2,460万枚のCD・DVDのうち、1,700トンが販売の機会に恵まれず他社を通じてリサイクルされる現状がありました。
リサイクルを取り巻くコスト環境も大きく変化するなかで、ブックオフは自社の主体的に取り組みによって新たな価値を提供できないかと可能性を模索。検討を進めるなかでわかったのは、CD・DVDはそれ自体が良質なプラスチック資材であり、排出からリサイクルまでの一貫したラインの構築によって信頼性の高い再生プラスチックを提供できるということでした。
そこで、大量のCD・DVDを回収できるブックオフチェーン網を活用すれば品質の安定した再生プラスチックを安定供給できるのではないか、というアイデアから誕生したのが「CDプラ」です。
「CDプラ」の完成プロセスと成果
動画では再生プラスチック資材ができるまでのプロセスについても、わかりやすく紹介しています。
店舗・瀬谷センターから回収したCD・DVDはパートナー企業に運ばれたあと、ディスク、ケース、歌詞カードなど素材ごとに分別。破砕・リペレットの過程を経て、オリジナル再生プラスチック資材「CDプラ」として生まれ変わります。
製造されたCDプラは美術大学や企業との共創による商品化や、マテリアル展への出展など、さらなる実用化を目指して展開中です。
この「CDプラ」とリユースの取り組みにより、2022年6⽉1⽇から2023年5⽉31⽇の1年間で、CD・DVD・ゲームソフトを廃棄する際のCO2排出量を約1.25万t削減することに成功しました。ちなみに約1.25万tは、88万本以上の杉の木が1年で吸収するCO2量に相当します。
ブックオフは社員の「おもしろい」がカタチになる会社
リユースのリーディングカンパニーとして、リユースプラットフォームの機能を果たすことで、「循環型社会」を形成するのがブックオフグループの役割です。
リユース・リサイクル率100%を目指すとともに、教育支援・ダイバーシティ推進・パートナーシップの締結といった、SDGsの達成に貢献する幅広い取り組みを実践。モノだけでなく、関わった人の「笑顔」と「幸せ」を循環させるサステナブルな社会を実現します。
リユースの可能性を広げていくためには、発信力・巻き込み力を持ったチャレンジャーの存在が欠かせません。ブックオフは失敗を恐れず新しいアイデアを発信できる「人財」をお待ちしています。