ハグオール・
アイデクトの挑戦
富裕層・アッパーマス層といわれるターゲットにリユースを提案するプレミアムサービス事業。
ハグオール、アイデクト、ブックオフ総合買取窓口…3つのサービスの取り組みを紹介します。
新たな顧客層に対して、
多角的なサービスでリユースの魅力を訴求
2030年には4兆円の市場になるといわれているリユース業界。
近年は、リユースになじみがなかった富裕層・アッパーマス層の利用が増えています。
ブランド品やバッグを売りたい人、使わなくなったジュエリーを自分好みにカスタマイズしたい人…
そんな層にリユースの魅力を伝えるのがブックオフのプレミアムサービス事業です。
現在、ブックオフが展開しているサービスは、3つあります。
百貨店内でブランド品・腕時計・ジュエリー・貴金属などの買取と販売を行うハグオール。
サステナブルジュエリーの販売とジュエリーリフォーム、リペア(修理)を行うアイデクト。
書籍、パッケージメディアはもちろんのこと、ブランド品やジュエリーなどの買取をトータルで展開する
ブックオフ総合買取窓口。
単価が高い商品ゆえ、お客様の検討期間が長く、
それぞれの領域に対する深い知識と信頼関係の醸成を必要とするサービスです。
プレミアムサービス事業はどんな取り組みを推進しているのか、どんな人財が活躍するのか。
執行役員の上田さんに話を聞いてみました。
ブックオフのプレミアム事業
店舗パッケージ |
ハグオール |
ブックオフ総合買取窓口 |
アイデクト |
---|---|---|---|
出店立地 | 百貨店内 |
世帯年収が比較的高い地域で |
百貨店・駅ビル・ |
店舗数 | 15店舗 |
14店舗 |
12店舗 |
概要 | BOOKOFFだけではリーチし切れていない顧客層(アッパーマス層以上)をターゲットに |
||
強み |
・百貨店内の運営ノウハウの豊富さ |
ブランド品のリユースだけでなく、 |
ジュエリーのリフォーム・修理・買取・サスティナブルジュエリーの販売など、ジュエリーに関する悩みを解決する総合サービス |
ブックオフブランドだけでは獲得しにくい顧客層を開拓
プレミアムサービス事業の強化が本格的に始動したのは2年前。本やコミック、ホビーなどのイメージが強いブックオフブランドだけではリーチしづらい層にサービスを届けるために、それぞれのターゲットと強みを明確にしています。 「ハグオールは百貨店と連携しながら、外商の利用顧客を含む層にサービスを提供。アイデクトはジュエリーのリペアやリフォームまで、トータルの相談窓口として展開しており、リピート顧客が多いのが特徴です。ブックオフ総合買取窓口は、世帯年収の高い層が多い地域に路面店を出し、Web広告などを活用しながら認知度を高めています」 2023年2月には、時代を超えて多様な商品と会える場所として、専門サイト「rehello」をオープン。Webでサービスを利用できるだけでなく、ハグオールやアイデクト、総合買取窓口の店舗と連携したサービス提供ができるプラットフォームとして成長させようとしています。
一人ひとりのお客様と向き合い、信頼関係を創れる仕事
上田さんにプレミアムサービス事業で求められる人財について聞くと、こんな答えが返ってきました。「幅広い層に多様なリユースを提供するのがブックオフ。プレミアムサービス事業は、特定の層に単価が高い商品のリユースやリフォームを提案しています。お客様と信頼関係を構築できるコミュニケーションスキルや、ハイブランドとジュエリーに関する知識が求められます」。利用されたお客様に喜ばれて、長いお付き合いをしている社員もいるそうです。 「プレミアムサービス事業では総合買取窓口のみで新卒採用を行っております。入社後、経験を積みながら、ブランドやジュエリーの魅力、個々のお客様としっかり向き合う仕事のおもしろさを感じた人にとっては、ハグオール、アイデクトにチャレンジできるキャリアの選択肢のひとつになりえると考えています」 ハグオール、アイデクト、ブックオフ総合買取窓口は、現在41店舗。2028年には100店舗まで拡大しようとしています。新たなターゲットにリユースを浸透させていくプレミアムサービス事業のチャレンジは、ブックオフの成長に欠かせない柱になりつつあります。