ブックオフでは、リユースショップという枠を超えて、さまざまな企業・団体・地域とパートナーシップを結び、サステナビリティ活動を推進しています。
教育、地域貢献、環境保全など多岐にわたりプロジェクトを展開するブックオフを知れば、驚く人も多いかもしれません。
この背景には、「まずやる。あとでなおす。」というチャレンジを奨励する社風と、循環型社会を楽しく実現するという理念があります。
ブックオフのサービスを紹介する企画。第1回では、ブックオフの主要事業について紹介しました。
今回は、「これもブックオフ?」と思ってしまう、意外なプロジェクトやサービスについてレポートします。
ブックオフが考える循環型社会とは?
ブックオフのミッションは、お客様に楽しく豊かな生活を提供しながら、循環型社会の形成を加速させていくこと。
リユースにまつわる“我慢・窮屈”といったマイナスイメージを取り払い、すべての人が楽しみながらゴミを減らす仕組みをつくることで、モノが循環する社会の形成をめざしています。
その姿勢を象徴するのが、「まずやる。あとでなおす」というブックオフのモットーです。お客様や地域のニーズに応え、リユース業界を牽引していくには、現場をよく知る社員からのフレッシュなアイデアが欠かせません。
実際に、トレカの対戦スペース設置、アーティストの個展開催、リユースフェスといった企画は、社員の声から誕生しました。
年に一度、社内公募で採用されたアイデアを実現する「ミライカイギ」も開催し、新しいことにチャレンジする気持ちを大切にしています。
ここからは、ブックオフが手掛ける意外なサービスを紹介します。“楽しいリユースの輪”を全国に広げるブックオフの取り組みに、ぜひ注目してください。
サステナブックプロジェクト~子どもたちの読書機会の創出
「サステナブックプロジェクト」は、ブックオフのリユースプロセスを活かし、子どもたちの読書環境の充実を図るための取り組みです。
近年、書店のない地域が増え、書籍の価格も高騰する中で、子どもたちが読書に親しむ機会が減少しています。
こうした状況を背景に、地域の子どもたちの読書環境の向上と読書格差の解消をめざして、2023年に本プロジェクトがスタートしました。
本プロジェクトは、期間中の買取商品の点数に応じて、児童施設や教育機関へ本を寄贈する仕組みです。
子どもたちに多様な本と出会う機会を提供すると同時に、リユースの大切さを知ってほしいという思いも届けています。
宅配買取寄付サービス「キモチと。」
クラウドファンディング「キモチと。」は、ブックオフの宅配買取サービスを通じて、買取金額を応援したいプログラムに寄付できるサービスです。
お客様は、売りたいモノを梱包して集荷を待つだけ。手数料は一切かからず、買取代金全額を応援したい団体に寄付できます。
自宅への集荷のほか、一部の書店や金融機関に設置されている「キモチと。」専用の回収ボックスを利用することも可能です。
これまでの累計応援金額は、4億9,000万円以上。「寄付に興味はあるけど、どうすればいいかわからない」という気持ちに寄り添い、モノを手放すことで手軽に寄付ができる仕組みは、多くの人から支持されています。
教育・地域との連携―リユースフェス、学校ブックオフ
ブックオフでは、地域や教育機関と連携し、リユースを広げる取り組みも行っています。
2022年より宮城県仙台市で開催している「杜の都リユースフェス」では、地域の学校・企業・団体・住民と連携して、リユースのポジティブなイメージを広めています。
ステージでは服飾学生によるアップサイクルファッションショーやトークライブを開催。各ブースでは服の交換会やリユース品を用いたワークショップなども実施されます。
子どもから大人まで、楽しみながら「モノを大切にする心」を育むことができ、地域全体でリユースの価値を体験できる機会となっています。
また、「学校ブックオフ」では、SDGs活動とキャリア教育の一環として、小中学校や高校と連携し、成長段階に応じたカリキュラムを提供しています。
「子どもが自ら学びに行く」という教育目標のもと、不用品のリメイクや、ブックオフの査定・店舗運営などの体験を通じ、サステナブルな社会について理解を深めてもらう活動です。
2024年12月末の実績で、全国1万人を超える小学生に実施しています。
リユースの魅力を広め、新しいチャレンジを続けるブックオフ
一見意外に思えるブックオフの取り組みも、すべては「多くの人に楽しく豊かな生活を提供する」という企業理念が根底にあります。
ブックオフのプロジェクトのきっかけは、社員一人ひとりのアイデアです。リユースフェスやファッションショー、ふるさとブックオフなど、社員発のプロジェクトが大きく成長しています。
新しいことに挑戦する社員を応援し、周囲が一緒になって夢の実現を後押しする社風も、ブックオフの魅力です。
「自分の手でサステナビリティ活動を広げたい」「地域を巻き込んで楽しいリユースを提案したい」という想いのある人は、ぜひブックオフで挑戦してみませんか?
店舗レイアウトやお客様とのやり取りといった日常の中でも、アイデアを発信できる機会はたくさんあります。やりたいことを形にできる環境で、仲間と一緒にブックオフを作り上げていきましょう。
ブックオフの採用サイトや公式サイトでは、サステナビリティへの取り組みや企業・地域との連携プロジェクトを詳しく紹介しています。
求人情報と合わせて、ぜひチェックしてみてください。
